暮らしの中にオリーブを。

オリーブの病気と害虫

2017.09.01

オリーブは大変生命力が強く、育てやすい木ではありますが、栽培する中で、発生しやすい代表的な病害虫があります。いずれの場合も最初の小さな変化に気づくことでオリーブの木を助けることができます。

オリーブの害虫
オリーブアナアキゾウムシ



ゾウムシ

オリーブアナアキゾウムシ: オリーブ栽培最大の敵で、枯れるまで食害します。
本州・四国・九州など広く分布しており、同じモクセイ科植物のイボタノキやノズミモチなどとひっそりと共生していたものが、外来種のオリーブが導入されたことで、発見され名前の由来にもなりました。
薬剤散布が有効、そのほか清耕栽培(※1)による耕種的防除(※2)や成虫や幼虫の捕殺なども有効です。薬剤については、スミチオン乳剤やアディオン水和剤などがありますが、取扱説明書をよく読んでからお使いください。

※1清耕栽培:草を生やさない栽培方法
利点、ゾウムシを近づけない、発見しやすくする。
※2耕種的防除:環境条件を変えることにより病害虫や雑草を抑える方法

オリーブの害虫
ハマキムシ


 

 

4-11月に発生、オリーブの枝の先端の柔らかい葉を好んで食害します。多発したときは、果実にも侵食します。
対策として、薬剤散布もありますが、樹木が小さいときは、枝の先端が丸くなっていたら、その部分を取り除くだけでも効果があります。

オリーブの病気
炭疽病(たんそびょう)



たんそ病

果実に致命的な影響を与えます。
感染した果実は、斑点を生じ、拡大すると不規則な形状となります。
一度感染すると、薬剤散布だけでは効果が得られにくく、剪定で樹冠内(※3)の風通しを良くし、枝葉を充実させることと、越冬病原(※4)を除くため、枯れ枝や衰弱枝を剪定し取り除くことが有効。また、罹病果実(※5)は、早期に落下するので、放置せず、拾い集め処分することも有効です。

※3樹冠内:葉や枝が広がっている範囲。
※4越冬病原:冬を越す病原菌のこと。
枯れ枝など剪定を行うことで、病原菌を取り除くことが重要です。
※5罹病果実:病気にかかった果実のこと。

オリーブの病気
梢枯病(しょうこびょう)



しょうこ病

炭疸病同様に糸状菌が進入することで感染し,枝の先端から枯れこんでいきます。
特に梅雨時期に多発し、薬剤散布も完璧ではなく、発症した枝を取り除くことで対処します。

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“オリーブの病気と害虫” への6件のフィードバック

  1. 三枝 正道(さえぐさ まさみち) より:

    オリーブの葉の中で黄色の縞模様が入ったものが発生しています。これは何かの病気でしょうか。そうであれば対策も併せてお教えください。

    • 吉田知絵 より:

      お問い合わせありがとうございます。

      オリーブは常緑の木ですが、葉は一生涯ついているものではなく、世代交代を繰り返し常緑を維持しています。
      葉の寿命は2-3年であり、新しい枝葉の成長が著しくなる4月頃から秋口にかけて黄変落葉します。
      この場合は自然現象ですので、問題はありません。

      <対処が必要な場合>
      ①害虫に食害されている場合
      オリーブアナアキゾウムシによる株元の食害の影響を受けている場合があります。
      マイナスドライバーなどで食害部分の樹皮をすべて剥がし、白いイモムシ(オリーブアナアキゾウムシの幼虫)がいれば捕殺します。
      食害部が隠れるまで株元に土を盛り、地上部を剪定して小さくして様子をみてください。

      ②肥料不足
      葉の先から黄色くなってきている場合は、特にマグネシウムの不足が考えられます。
      チッソ、リン酸、カリの他に微量要素(Mg、etc.)の入った肥料を与えると良いです。

      ③水不足
      オリーブは比較的乾燥に強いですが、ある程度は水を必要とします。
      特に鉢植えの場合は、鉢の表面から1~2センチの土が乾いたら、たっぷりと水やりを行ってください。
      毎日水遣りをしたり、鉢底に水を張った皿を置いたりと、常時水のある状態ですと、
      オリーブの木には水の与えすぎになりますのでご注意ください。

      ④根詰まりしていた場合
      ある程度根を切ることなく、そのまま植え替えた場合、
      樹が回復するのには数か月単位の時間が必要になると思います。 一度傷んだ葉は、黄変落葉いたします。

      ⑤根腐れしていた場合
      水のやり過ぎが考えられます。 樹を小さく剪定して回復を待ちます。
      オリーブは過湿を嫌いますので、育てられている環境の中でベストな水やりのタイミングを探ってみてください。

      下記メールアドレスまで写真をお送りいただければ、より正確なご案内をさせていただきます。
      nipponolive-webshop@nippon-olive.co.jp

  2. 松浦和人 より:

    毎年、梢枯病が必ず発生してる為、トップジンM水和剤を年2回と決まっていますが、これでは枯れ木が増える一方なので、5、6、7、9、10月の年間5回散布(2000倍)したいんですが、やはり薬害は出ますでしょうか?

    また、3月にオリーブを移植しましたが、案外弱ったりする木が多く見られたんですがオリーブは移植には不向きですか?一応、樹木の移植経験は10数年携わって来た者です。

    • 吉田知絵 より:

      ご質問ありがとうございます。

      農薬につきましては、定められた使用方法を守ってお使いください。
      規定外の使用による薬害につきましては、弊社では分かりかねます。

      また、弊社が経営しております牛窓オリーブ園では
      毎年オリーブの移植を行っておりますが、他の木と比べて
      移植に不向きということはないと考えております。

      • 松浦和人 より:

        なるほど、ありがとうございます。

        もう一つご質問させて下さい。
        オリーブの葉にうどんこ病らしき模様が見られるんですが、確かにうどんこ病なのか、または違う病気なのか知りたいですが、写メをメールにて送らせて頂いても宜しいでしょうか?

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