暮らしの中にオリーブを。

2020年5月_ニンニクで元気を出そう編

2020.05.01

あらゆる迫害に耐え忍ぶという仏教語「忍辱」を語源とすると言われるニンニク。紀元前3,200年頃のエジプトで栽培が始まったと考えられています。日本に伝えられたのは奈良時代ですが、禁欲を説く仏教では修行の妨げになるとも考えられ、広く日常的に食べられるようになったのは比較的最近と考えられています。
1977年アメリカの国立ガン研究所で発足したデザイナーズフーズプロジェクトでは、ガン予防に効果的な食品の最上位にニンニクを位置づけるなど、健康効果も認識されています。
オリーブオイルとともに使われることが多い、「天然の抗生物質」ニンニクについておさらいしましょう。

成分アリシンは体力増強・殺菌作用


ニンニクにはアリインという硫黄を含むアミノ酸が含有されています。
すりおろしたりすると細胞が破壊され、酵素アリナーゼが活発に働き、アリインが分解されてアリシンとなります。アリシンは体内でビタミンB1と結合してアリチアミンになります。ビタミンB1は本来水溶性で吸収率が低いのですが、アリシンと結合すると油に溶ける性質となり、長時間血液中で作用をし続けます。アリシンはコレラ菌、赤痢菌、ブドウ球菌、大腸菌などに抗菌力を発揮します。

成分ジアリルジスルフィドはダブル免疫力アップ


アリシンが分解されてできるジアリルジスルフォイドはウィルスを食べる自然免疫とウィルスを攻撃する抗体を体内に作らせる獲得免疫のダブルの効果があると言われています。また肝臓の解毒作用を強める作用、神経細胞を酸化ストレスから守る作用があると言われています。

成分アホエンは血しょう板に


アリシンはオリーブオイルなどに溶解するとアホエンという成分になります。血栓ができにくく血液をサラサラにし、コレステロールも下げると言われています。また、血行を促進することから、冷えの改善にもつながります。

成分スコルジニンは抗酸化作用・強壮


スコルジニンという成分は無臭で、強い抗酸化作用があり、活性酸素から守り、新陳代謝を盛んにし、疲労回復・アンチエイジングに役立ちます。ニンニクと同じネギ属の野菜にもビタミンB1の吸収を高める成分は含有されていますが、スコルジニンのような強壮作用のあるものはないと言われています。

にんにくは食べすぎには注意!
加熱したものを毎日少量とりましょう。
臭いが気になるときは緑茶でうがいをしたり牛乳を飲むことをお勧めします

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瀬戸内の美しい島々を見渡す丘にある「牛窓オリーブ園」がわたしたちの活動拠点です。約2,000本のオリーブが茂る園内にはハーブ園や幸福の鐘の丘などがあり、家族でくつろげる観光スポットとしても知られています。山頂にあるショップには当店で販売されている化粧品、食品、オリーブの鉢植えなどが並び、展望台からは周囲の景色をぐるりと360度眺めることができます。初夏に咲く白いオリーブの花、秋に色づくオリーブの実、そして年に一度、大勢のお客様でにぎわう収穫祭と、四季折々の表情を楽しんでいただけます。

オリーブの木
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